美しくない21年間

 

小2から道路に飛び出す機会を伺い、

17までには…10代のうちには…

と期限を引き伸ばしていくうちに21歳になっている。

 

10代の頃は21歳の自分というのは想像し難いもので、30代の自分は存在しないものだった。

しかし今それらは現実味を帯びて私の目の前にどっぷりと鎮座している。けれど、恐ろしくはない。

 

毎日睡眠薬バファリンを大量に持ち歩いていた頃に、

「加地等を聞け」

と言ってくれた人。

今までの人生の根本的な謎のヒントを探っている時に、

町田康を読め」

と言ってくれた人。

私の気持ちをあけすけに見透かして笑う人。

辛いことを共有し共感してくれる人。

ずっと側にいて私の人生全てを肯定してくれる人。

 

全員に教えられ、全員に励まされ、全員に感謝しながら、生きることがだんだんと上手くなってきている。

たった2年で、ほとんどの交友関係がまっさらになり、新しく出会った人に今までの人生の答え合わせを手伝ってもらえた。

小2から持っている答えが載っていないドリルの欠けているページを、何人かの人から1ページづつ貰っているような、わくわくする気分。

 

もうすぐ、その答え合わせも終わりそう。

終わったあと、30代の自分が美しく鎮座しているのか。はたまたドブ色なのか。

 

そういう不安とも高揚ともとれるドキドキを抱えて過ごしている、今日この頃。